「近世の天皇と御産所(ごさんじょ)」
講師 登谷 伸宏 氏 京都工芸繊維大学 准教授
※ 開催しました
新型コロナウィルス感染防止のため、今年度の京都支部の事業はすべて中止や延期になっていますが、10月17日にはじめて対面での講演会が「ひと・まち交流館 京都」で開催されました。講師は、京都工芸繊維大学准教授の登谷伸宏先生で「近世天皇家の御産所」という日頃あまり聞く機会のない興味深いテーマを取り上げていただき、写真や地図、古文書などを使って貴重な研究成果を紹介してくださいました。
お話は、天皇の御子たちの出産には、御所の外に御産所を設ける決まりであったが、「どこに」設けるかについては様々なパターンがあったこと、町人屋敷の借り上げも含むいくつかの事例をとり上げて説明してくださり、それらを通して時代の諸相も見て取れるということでした。
当日は雨に降られて寒く生憎の空模様でしたが、事前に申し込みをされた全員が参加されて熱心に耳を傾け、講演会後の質疑応答も活発に行われました。
現在でも、京都御所や京都御苑に名残を感じることができる場所に生活している私たちは歴史を身近に味わう機会に恵まれていることを痛感し、「秋の研修会」にふさわしく文化が薫る豊かな一日となりました。
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≪当日のご案内≫
日 時: 10月17日(土) 13:30 ~ 15:30 (開場:13:00)
会 場: ひと・まち交流会館 第4会議室(3F)
京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83-1 (川原町通り五条下る東側)
参加料: 500円
申込み: E-mail moushikomi20@gmail.com
件名に「講演会」と記入
記入事項:卒業年・学部 氏名 電話番号 メールアドレス
申込締切: 10月10日(土)
※ 「一般の方」 も、ぜひ ご参加ください。
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≪当日のポスター≫